前提


  1. 方針
  2. 用意するもの
  3. 接続の最終形

方針


用意するもの

X680x0
[図:X680x0]
 X68030+Venus-X/030を使用しています。
MegaBit Gear TE/4(以下「ADSLモデム」と呼ぶ)
[図:ADSLモデム]
 住友電気工業社製ADSLモデム(ルータタイプ)。eAccessからのレンタル品。
MN128-SOHO SL11(以下「ルータ」と呼ぶ)
[図:ルータ]
 NTT-ME製ISDNルータ。中古品を秋葉原で\18,000ほどで購入。
 シリアルポートを使った「疑似LAN」が使えるルータなら、他の製品(他社製を含む)で代用できるかもしれません。
D-Sub9ピン/D-Sub25ピン変換コネクタ
 ルータ付属の専用シリアルケーブルをX680x0に接続するのに必要。
 なお、ケーブルは必ずルータ付属のものを使いましょう。手元にあるもので間にあわせようとするとハマります。っつーかハマりました。
LANケーブル(10BASE-T、ストレート)
 ルータとADSLモデムを接続するのに必要。
Human68k用ネットワークツール群
 TCP/IPドライバ、PPPクライアント、Webブラウザなど。
X680x0じゃないマシン
[図:X680x0じゃないマシン
 ADSLモデムの初期設定に使います。なくてもなんとかなるかもしれませんが、なんとかならないかもしれません。

接続の最終形

[図:接続の最終形]

 上図中の各デバイスのIPアドレスについて解説します。

 MN128-SOHO SL11の出荷時の状態において、IPアドレスの初期設定は次のようになっています。

本体のIPアドレス
192.168.0.1
疑似LAN用IPアドレス
192.168.0.200

 今回は、この設定をそのまま使います。したがって、X680x0のIPアドレスは192.168.0.200となります。

 なお、疑似LAN用IPアドレスの初期値は、MN128-SOHO SL11のファームウェアのバージョンによって異なります(古いバージョンでは、192.168.0.200ではなく192.168.0.10が使われている)。その場合は、以降の解説を適宜読み換えてください。

 MegaBit Gear TE/4出荷時の設定は、本体のIPアドレスは172.25.0.1(または192.168.1.1)です。今回はこれを192.168.0.2に変更することとします。

 ADSLモデムの初期設定およびIPアドレスの変更には、他機種を使用します。X680x0のみでも可能だと思われます(未確認)が、難度はかなり高そうです。



May 2 2001 Igarashi